藤川病院 脊柱外科部長の川藤学先生は、国内外で脊椎手術の研鑽を積み、低侵襲手術をはじめとした最新の治療法を積極的に取り入れています。

ドクター プロフィール
  • 氏名:川藤 学(かわとう まなぶ)
  • 所属:藤川病院 脊柱外科部長
  • 専門分野:脊椎外科、脊髄外科、低侵襲脊椎手術、脊椎変形矯正
  • 経歴
    2005年 京都医科大学 卒業
    2005年 京都医科大学附属病院 整形外科勤務
    2012年 米国メイヨークリニック 脊椎外科フェロー
    2015年 藤川病院 脊柱外科 部長就任
  • 資格:日本整形外科学会専門医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
  • 趣味:写真撮影、ロードバイク
背骨の不安、まずはお話ししませんか?

腰や首の痛み、手足のしびれ…。「年齢のせいだから仕方ない」と思っていませんか?
実は、脊椎疾患は適切な治療で改善できるケースが数多くあります。

今回は川藤先生に、脊柱外科の専門医としての思いや、最近の手術の進歩、そして患者さんへのメッセージについてお話を伺いました。

脊柱外科を志した理由

― 脊柱外科の道を選ばれたきっかけは何でしょうか?
学生時代に整形外科を志したときから、脊椎疾患の奥深さに魅了されていました。背骨は体の支柱であり、同時に脊髄という重要な神経を守っています。少しの障害でも生活の質に大きく影響します。より高度な治療を提供したいと考え、脊柱外科の道を選びました。

診療で大切にしていること

― 患者さんと接するうえで意識していることは?
「患者さんにとって最適な治療法を提案する」ことです。脊椎の手術はもちろん必要ですが、すべての方に手術が適しているわけではありません。保存療法で改善するケースも多くあります。画像診断だけでなく、生活背景や希望を丁寧にお聞きし、一人ひとりに合わせた治療方針を立てています。

最新の治療技術と取り組み

― 現在取り入れている新しい治療法はありますか?
近年は「低侵襲手術(Minimally Invasive Surgery:MIS)」が進化しています。従来の開放手術よりも筋肉や靭帯への負担を最小限に抑えられ、回復が早いことが特徴です。当院でも内視鏡手術や小切開法を積極的に導入し、高齢の方でも安全に受けていただけるよう努めています。

川藤先生が心がけている患者さんとの接し方は?

脊椎疾患は慢性的な痛みやしびれを伴い、患者さんの精神的な負担も大きくなります。だからこそ「不安を取り除く説明」を重視しています。手術のメリットだけでなく、リスクや術後の生活のことまで正直にお伝えし、「納得してから治療を選べる環境」をつくっています。

脊椎疾患で悩む方へのメッセージ

腰や首の痛み、手足のしびれは「年のせい」と思われがちですが、適切な治療で改善できるケースは多くあります。症状が軽いうちに受診することが、治療の選択肢を広げます。まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

川藤学先生の言葉からは、脊柱外科医としての専門性と、患者一人ひとりに寄り添う姿勢が感じられました。背骨の不安や痛みに悩む方は、ぜひ一歩踏み出して相談してみてはいかがでしょうか。

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専門的な医療アドバイスに代わるものではありませんので、参考としてご活用ください。

掲載情報は一般的な医療知識に基づくもので、診断や治療方針を示すものではありません。
症状が続く場合は、必ず医療機関を受診してください。